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前橋市の介護ガイド|高齢化の現状から相談窓口・施設探しまで解説

2026.07.20

前橋市における高齢化の現状

群馬県の県庁所在地である前橋市は、赤城山のふもとに広がる自然豊かなまちであると同時に、多くの高齢者が暮らす地域でもあります。家族の介護が気になり始めた方や、将来に備えて介護保険制度について知っておきたい方に向けて、前橋市における高齢化の状況や介護保険の基本的なしくみ、相談できる窓口、施設の探し方などをまとめて紹介します。はじめて介護と向き合う方にも分かりやすいよう、専門用語はできるだけかみ砕いて説明していきます。

前橋市の総人口は2026年6月末時点で約32万6千人となっており、緩やかな減少傾向が続いています。2023年時点の統計では65歳以上の高齢者人口は約9万9千人、高齢化率はおよそ30.2%と、市民のおよそ3人に1人が高齢者という状況です。市の推計によれば、75歳以上の後期高齢者人口は2030年ごろに約6万5千人に達する見込みで、高齢化率も2030年に33.1%、2040年に37.6%、2050年には39.7%まで上昇すると見込まれています。こうした背景から、前橋市では介護を必要とする人が今後さらに増えていくと考えられており、介護保険サービスや地域での支え合いの重要性が高まっています。市では老人福祉計画・介護保険事業計画として「まえばしスマイルプラン」を策定し、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるまちづくりを目指しています。

介護保険制度の基本としくみ

介護保険は、65歳以上の方(第1号被保険者)や、40歳から64歳までで特定の疾病により介護が必要となった方(第2号被保険者)が、費用の一部負担でさまざまな介護サービスを利用できるようにする公的な制度です。サービスを利用するには、まず市区町村に要介護認定を申請し、どの程度の介護が必要かを判定してもらう必要があります。認定結果に応じて、自宅で受けられる訪問介護や通所介護(デイサービス)、短期間施設に宿泊するショートステイ、施設に入所して受ける介護サービスなど、さまざまな選択肢の中から本人の状態や希望、家族の事情に合わせてサービスを組み合わせて利用していくことになります。

要介護認定の申請から利用までの流れ

前橋市で要介護認定を申請する場合、前橋市役所2階にある介護保険課の窓口、または大胡・宮城・粕川・富士見の各支所市民サービス課で申請書を提出します。申請後は、市の職員や委託を受けた調査員による聞き取り調査と、主治医の意見書をもとに介護認定審査会で審査が行われ、要支援1・2から要介護1〜5までのいずれかの認定、または非該当という結果が通知されます。申請から結果通知までは概ね40日程度が目安とされていますが、状況によって前後することがあります。認定を受けた後は、担当のケアマネジャーと相談しながらケアプランを作成し、実際のサービス利用へとつなげていきます。手続きが分からない場合は、居宅介護支援事業所に申請の代行を依頼することもできます。

前橋市の相談窓口・地域包括支援センター

介護について何から始めればよいか分からないという場合は、まず地域包括支援センターに相談することをおすすめします。前橋市内には12か所の地域包括支援センターと、身近な場所で相談できる10か所のブランチ(窓口)が設置されており、それぞれが担当する地区の高齢者やその家族からの相談に対応しています。介護保険の申請手続きだけでなく、認知症に関する不安や、ひとり暮らしの高齢者の見守り、権利擁護に関することなど、幅広い内容を無料で相談できます。どのセンターに相談すればよいか分からない場合は、前橋市福祉部長寿包括ケア課地域支援係(電話027-898-6275)に問い合わせると、居住地区を担当するセンターを案内してもらえます。

施設探しのポイント

自宅での介護が難しくなってきた場合には、施設への入所も選択肢の一つになります。前橋市内には、比較的費用を抑えて入所できる特別養護老人ホームのほか、手厚い介護サービスと生活支援を受けられる介護付き有料老人ホーム、認知症の方が少人数で家庭的な環境で暮らすグループホームなど、さまざまなタイプの施設があります。特別養護老人ホームは申込者が多く、原則として要介護3以上の方が対象となるため、入所までに時間がかかることも珍しくありません。施設選びに迷ったときも、地域包括支援センターやケアマネジャーに相談すると、本人の要介護度や希望する暮らし方に合った選択肢を一緒に整理してもらえます。

前橋市の高齢者向け支援・介護予防の取り組み

前橋市では介護保険サービス以外にも、高齢者の暮らしを支えるさまざまな取り組みを行っています。買い物や調理が難しくなった高齢者向けには、栄養バランスに配慮した食事を届けながら安否確認も兼ねる配食サービスがあり、ひとり暮らしで市民税非課税の世帯を対象に布団の丸洗い・乾燥サービスを無料で提供する事業もあります。介護予防の分野では、専門職の指導のもとで取り組む「ピンシャン!元気体操」など介護予防プログラムが行われているほか、活動量に応じてポイントが貯まり商品券などと交換できる介護予防活動ポイント制度も用意されています。さらに「はつらつカフェ」といった地域の集いの場が各所に設けられており、外出の機会が減りがちな高齢者の閉じこもり予防や、認知症の早期発見・支援にもつながる取り組みとして活用されています。

まとめ|前橋市で介護に関する情報を探すには

前橋市は高齢化が着実に進んでいる地域であり、今後も介護保険サービスや地域の支援体制の重要性は増していくと考えられます。介護保険制度の申請方法や地域包括支援センターの役割、施設の種類などを事前に知っておくことは、いざというときに落ち着いて行動するための備えになります。まずはお住まいの地区を担当する地域包括支援センターや、前橋市福祉部長寿包括ケア課に相談し、必要な情報を確認するところから始めてみてください。