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桐生市の介護ガイド|高齢化の現状から相談窓口・施設探しまで解説

2026.07.21

桐生市における高齢化の現状

桐生市は群馬県東部に位置し、かつて絹織物の産地として栄えたまちです。歴史ある町並みとものづくりの伝統を今に伝える一方で、県内でも高齢化が進んでいる地域のひとつでもあります。家族の介護が気になり始めた方や、将来に備えて介護保険制度について知っておきたい方に向けて、桐生市における高齢化の状況や介護保険の基本的なしくみ、相談できる窓口、施設の探し方などをまとめて紹介します。はじめて介護と向き合う方にも分かりやすいよう、専門用語はできるだけかみ砕いて説明していきます。

桐生市の総人口は2023年10月時点で約10万3千人、65歳以上の高齢者人口は約3万8千人で、高齢化率はおよそ37.1%となっています。市の推計によれば、2026年には人口が約9万7千7百人まで減少する一方、高齢化率は38.6%まで上昇する見込みです。さらに2030年には人口約9万1千3百人・高齢化率40.1%、2040年には人口約7万5千7百人・高齢化率46.5%まで進むと見込まれており、市民のおよそ2人に1人が高齢者となる時代が近づいています。こうした状況を踏まえ、桐生市では令和6年3月に第9期桐生市高齢者保健福祉計画を策定し、「誰もが住み慣れた地域で自分らしくいきいきと安心して暮らせる」ことを基本理念として、高齢者福祉と介護保険サービスの充実に取り組んでいます。

介護保険制度の基本としくみ

介護保険は、65歳以上の方(第1号被保険者)や、40歳から64歳までで特定の疾病により介護が必要となった方(第2号被保険者)が、費用の一部負担でさまざまな介護サービスを利用できるようにする公的な制度です。サービスを利用するには、まず市区町村に要介護認定を申請し、どの程度の介護が必要かを判定してもらう必要があります。認定結果に応じて、自宅で受けられる訪問介護や通所介護(デイサービス)、短期間施設に宿泊するショートステイ、施設に入所して受ける介護サービスなど、さまざまな選択肢の中から本人の状態や希望、家族の事情に合わせてサービスを組み合わせて利用していくことになります。

要介護認定の申請から利用までの流れ

桐生市で要介護認定を申請する場合は、市の窓口に申請書を提出します。申請後は、市の職員や委託を受けた調査員による聞き取り調査と、主治医の意見書をもとに介護認定審査会で審査が行われ、要支援1・2から要介護1〜5までのいずれかの認定、または非該当という結果が通知されます。要支援と判定された方や、基本チェックリストにより事業対象者と認定された方については、地域包括支援センターが介護予防プランや介護予防ケアマネジメントプランの作成を担当し、日常生活の自立に向けた支援を行います。認定を受けた後は、担当のケアマネジャーと相談しながらケアプランを作成し、実際のサービス利用へとつなげていきます。

桐生市の相談窓口・地域包括支援センター

介護について何から始めればよいか分からないという場合は、まず地域包括支援センターに相談することをおすすめします。桐生市内には8か所の地域包括支援センターが設置されており、それぞれが担当する地区の高齢者やその家族からの相談に対応しています。介護保険の申請手続きだけでなく、認知症に関する不安や、ひとり暮らしの高齢者の見守り、権利擁護に関することなど、幅広い内容を無料で相談できます。認知症に関する相談については、在宅医療介護連携センターきりゅうでも受け付けており、医療と介護の両面から本人や家族を支える体制が整えられています。どのセンターに相談すればよいか分からない場合は、まずは市の高齢者福祉担当窓口に問い合わせると、居住地区を担当するセンターを案内してもらえます。

施設探しのポイント

自宅での介護が難しくなってきた場合には、施設への入所も選択肢の一つになります。桐生市内には、比較的費用を抑えて入所できる特別養護老人ホームのほか、手厚い介護サービスと生活支援を受けられる介護付き有料老人ホーム、認知症の方が少人数で家庭的な環境で暮らすグループホームなど、さまざまなタイプの施設があります。特別養護老人ホームは申込者が多く、原則として要介護3以上の方が対象となるため、入所までに時間がかかることも珍しくありません。施設選びに迷ったときも、地域包括支援センターやケアマネジャーに相談すると、本人の要介護度や希望する暮らし方に合った選択肢を一緒に整理してもらえます。

桐生市の介護予防の取り組み

桐生市では平成28年4月から「介護予防・日常生活支援総合事業」を開始し、介護予防・生活支援サービス事業と一般介護予防事業を通じて、高齢者の介護予防と日常生活の自立を支援しています。65歳以上の市民を対象に、「にっこり楽々教室」や「脳いきいき教室」といった運動機能や認知機能の低下予防を目的とした教室も開催されており、身近な場所で無理なく介護予防に取り組める環境づくりが進められています。こうした取り組みは、要介護状態になる前からの備えとしても重要な役割を果たしています。

まとめ|桐生市で介護に関する情報を探すには

桐生市は県内でも高齢化が着実に進んでいる地域であり、今後も介護保険サービスや地域の支援体制の重要性は増していくと考えられます。介護保険制度の申請方法や地域包括支援センターの役割、施設の種類などを事前に知っておくことは、いざというときに落ち着いて行動するための備えになります。まずはお住まいの地区を担当する地域包括支援センターや、市の高齢者福祉担当窓口に相談し、必要な情報を確認するところから始めてみてください。