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前橋市の在宅介護|家族の負担を減らす訪問サービスと相談窓口

2026.07.25

前橋市で進む高齢化と在宅介護という選択

群馬県前橋市では、人口減少が続く一方で高齢者の割合は緩やかに高まっています。前橋市の人口は令和8年6月末時点で約32万6千人となっており、高齢化率はおよそ3割前後で推移しているとみられます。今後も高齢者数は増加が見込まれており、住み慣れた自宅で介護を続けたいと考える家庭は少なくありません。しかし在宅介護は、身体的な負担だけでなく、精神的・時間的な負担も家族に重くのしかかります。仕事と介護の両立に悩んだり、いつまで一人で抱え込めばよいのか不安を感じたりする方も少なくないでしょう。この記事では、前橋市で在宅介護に取り組むご家族が知っておきたい制度やサービス、相談窓口についてまとめます。

前橋市の介護保険制度と在宅サービスの位置づけ

前橋市は「まえばしスマイルプラン(老人福祉計画・介護保険事業計画)」を策定し、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられることを目指した施策を進めています。現行の計画は令和6年度から令和8年度までを計画期間としており、在宅生活を支える介護保険サービスの充実もその柱のひとつとされています。介護保険サービスを利用するには、まず要介護認定の申請が必要です。認定結果に応じて利用できるサービスの種類や上限額が決まり、訪問系サービスや通所系サービス、短期入所サービスなどを組み合わせながら在宅生活を支えていく仕組みになっています。

前橋市の地域包括支援センター|在宅介護の入り口となる相談窓口

在宅介護を始めるにあたって、まず頼りになるのが地域包括支援センターです。前橋市には地域包括支援センターが複数設置されており、ブランチと呼ばれる窓口も含めると市内各地に相談拠点が広がっています。担当地域はお住まいの町ごとに決まっているため、どこに相談すればよいか分からない場合は、前橋市役所の長寿包括ケア課(電話027-898-6275)に問い合わせると案内してもらえます。地域包括支援センターでは、介護保険サービスの利用相談だけでなく、家族の介護疲れや今後の生活設計についての相談にも応じてもらえるため、一人で抱え込む前に早めに連絡してみることが勧められます。

家族の負担を減らす在宅介護サービスの活用法

在宅介護を続けていくうえで、介護保険サービスをうまく組み合わせることが家族の負担軽減につながります。

訪問介護(ホームヘルプサービス)

ホームヘルパーが自宅を訪問し、入浴や排せつなどの身体介護、あるいは掃除や洗濯、買い物といった生活援助を行うサービスです。前橋市内にも多くの訪問介護事業所があり、日々の介護の一部を専門職に任せることで、家族が休息を取る時間を確保しやすくなります。

通所介護(デイサービス)

日中の時間帯に施設に通い、入浴や食事、機能訓練などを受けられるサービスです。利用者本人にとっては他者との交流の機会になる一方、家族にとっては日中の見守りから解放される時間となり、仕事との両立や自分自身の時間の確保にもつながります。

短期入所生活介護(ショートステイ)

数日から一週間程度、施設に宿泊しながら介護を受けられるサービスです。家族が冠婚葬祭や体調不良、あるいはまとまった休息を必要とするときに利用されることが多く、いわゆるレスパイトケアの役割を果たします。前橋市内にもショートステイに対応する事業所があるため、ケアマネジャーに相談しながら計画的に利用を検討するとよいでしょう。

居宅介護支援(ケアプランの作成)

これらのサービスを組み合わせて利用する際に窓口となるのが、居宅介護支援事業所のケアマネジャーです。本人や家族の希望、心身の状態を踏まえてケアプランを作成し、サービス事業者との調整や利用状況のモニタリングまで担ってくれます。前橋市社会福祉協議会をはじめ市内には複数の居宅介護支援事業所があり、費用は原則として介護保険から給付されるため自己負担なく利用できる点も特徴です。どのサービスをどの程度組み合わせればよいか迷ったときは、まずケアマネジャーに率直に相談してみることが、無理のない在宅介護につながります。

前橋市独自の家族介護者支援制度

前橋市では、在宅で要介護度の高い高齢者を介護している家族を対象に、一定の条件のもとで家族介護慰労金を支給する制度が設けられています。対象となるには、要介護4または5の認定を受けた高齢者を在宅で介護していることなど、いくつかの条件を満たす必要があるため、詳細は長寿包括ケア課に確認することが必要です。また、在宅で寝たきりの状態や認知症の症状があるなど一定の条件に該当する高齢者を対象に、紙おむつなどの介護用品を定期的に配送する事業も実施されています。こうした経済的・物理的な支援制度は、日々の介護費用や手間を軽減する一助となるため、該当する可能性がある場合は早めに相談してみることが望まれます。

まとめ|一人で抱え込まず、制度と窓口を上手に活用しよう

前橋市で在宅介護を続けていくには、訪問介護やデイサービス、ショートステイといった介護保険サービスに加え、家族介護慰労金や介護用品の支給といった市独自の支援制度をうまく組み合わせることが大切です。制度は条件が細かく定められているため、まずは地域包括支援センターや長寿包括ケア課に相談し、ご家庭の状況に合った支援を見つけていくことをおすすめします。在宅介護は家族だけで抱え込むものではなく、専門職や地域の支援を借りながら、無理のない形で続けていくことが本人にとっても家族にとっても望ましい形といえるでしょう。