お知らせ
高崎市の認知症ケア案内|早期発見・見守り・介護予防のポイント
2026.07.31
高崎市の高齢化の現状
群馬県高崎市は県内でもっとも人口の多い都市で、人口はおよそ37万人とされています。市の統計や各種調査によれば、65歳以上の高齢者が全人口に占める割合(高齢化率)はおよそ28%前後で推移しており、全国平均に近い水準です。今後も高齢者数は増加していくとみられ、市では2040年ごろに高齢者数がピークを迎えると見込んで各種施策を進めています。人口が多い都市であるだけに、高齢者本人やその家族が抱える不安や悩みも多岐にわたり、早めに正しい情報を得て備えておくことが安心につながります。
高崎市高齢者福祉計画・介護保険事業計画の基本方針
高崎市では、老人福祉法と介護保険法に基づき、高齢者福祉計画と介護保険事業計画を一体化した「高崎市高齢者あんしんプラン」を策定しています。現在は2024年度から2026年度までを計画期間とする第9期の計画が進行中で、高齢者数がピークを迎える2040年ごろを見据えながら、住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる仕組みづくりを目指す方針が示されています。介護保険制度は、要介護状態や要支援状態になった際に、費用の一部負担でさまざまな介護サービスを利用できる公的な仕組みです。利用にあたっては、まず市に要介護認定の申請を行い、認定調査や主治医の意見書をもとに要介護度が判定される流れになります。認定結果に応じて利用できるサービスの種類や上限額が変わってくるため、制度の大枠を知っておくと、いざというときに落ち着いて対応しやすくなります。
相談窓口「高齢者あんしんセンター」を活用する
高崎市で介護や高齢者福祉について相談したいときの中心的な窓口となるのが、地域包括支援センターにあたる「高齢者あんしんセンター」です。市内には複数の高齢者あんしんセンターが設置されており、それぞれが担当する地域の高齢者やその家族からの相談に応じています。保健師や社会福祉士、主任ケアマネジャーといった専門職が配置されており、介護保険サービスの利用方法だけでなく、健康や医療、権利擁護、日常生活の困りごとなど幅広い相談に対応しているのが特徴です。どこに相談すればよいか分からない場合は、まず高崎市福祉部長寿社会課、または最寄りの高齢者あんしんセンターに問い合わせることで、適切な窓口や制度につないでもらえます。担当地域は住んでいる町名によって決まっているため、市の公式ホームページなどで自分の地域を担当するセンターをあらかじめ確認しておくと、いざというときに慌てずに済みます。
高崎市の認知症ケアへの取り組み
認知症は誰にでも起こりうる身近な病気であり、早期に気づき、適切な支援につながることが本人と家族双方の安心につながるとされています。高崎市では、認知症が疑われる人やその家族を医療・介護の専門職が訪問し、初期の支援を包括的に行う「認知症初期集中支援チーム」の取り組みが行われています。対象となるのは主に在宅で生活し、医療や介護サービスにつながっていない人などで、相談自体は無料で受け付けられています。また、各高齢者あんしんセンターには認知症地域支援推進員が配置され、地域における見守りや相談支援の役割を担っています。加えて、認知症の症状により外出先から自宅に戻れなくなる、いわゆる徘徊が心配される家庭向けに、GPS機器を貸し出す「はいかい高齢者救援システム」も用意されており、家族の不安を和らげる手段のひとつとなっています。こうした取り組みは制度や体制が徐々に整えられている段階でもあるため、詳しい対象条件や申込方法については、最新情報を市や高齢者あんしんセンターに確認することをおすすめします。
介護予防と「通いの場」によるフレイル予防
加齢とともに心身の活力が低下する「フレイル」という状態は、放置すると要介護状態に近づく一方で、早めに気づいて生活を見直すことで健康な状態に戻る可能性もあるとされています。高崎市では、自宅に閉じこもりがちになったり、人と話す機会が減ったりすることがフレイルの進行につながりやすいとして、地域での交流を促す啓発を行っています。その具体策のひとつが、高齢者が気軽に集える「通いの場」です。市内各地で週に一度程度開催されているところが多く、体操や交流を通じて住民同士の「お互いさま」の関係づくりが進められています。運営には介護予防サポーターと呼ばれる地域住民も関わっており、社会福祉協議会に登録された「ふれあい・いきいきサロン」に対しては、理学療法士などの専門職が講師として派遣される仕組みもあります。こうした通いの場は、身近な地域で介護予防に取り組む入り口として活用しやすく、参加を迷っている場合はまず最寄りの高齢者あんしんセンターに問い合わせてみるとよいでしょう。
まとめ
高崎市は群馬県内で最も人口の多い都市であり、高齢化率も緩やかに上昇を続けています。市では第9期高崎市高齢者あんしんプランのもと、介護保険制度の運用に加えて、認知症初期集中支援チームや見守り体制、GPSを活用した支援、通いの場を通じた介護予防など、多様な取り組みを進めています。制度や施策は年度によって内容が更新されることもあるため、実際に利用を検討する際は、高崎市福祉部長寿社会課や最寄りの高齢者あんしんセンターに直接問い合わせ、最新の情報を確認しながら、自分や家族に合った支援を探してみてください。
