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高崎市の介護保険活用術|要介護認定からサービス利用まで
2026.08.05
高崎市の高齢化の現状
高崎市は群馬県内でも人口の多い都市のひとつで、人口はおよそ36万人台で推移しています。市が公表している資料によると、65歳以上の高齢化率はおよそ28%台となっており、全国平均に近い水準とされています。今後は75歳以上の後期高齢者の割合がさらに高まっていくと見込まれており、高齢者人口に占める75歳以上の割合は2030年ごろに6割を超える可能性があるとの推計も示されています。こうした状況を踏まえ、高崎市では介護保険サービスに加え、介護保険の対象とならない生活支援サービスの体制づくりも進められています。
高崎市の高齢者福祉計画と介護保険制度の基本
高崎市は2024年度から2026年度までを計画期間とする「第9期高崎市高齢者あんしんプラン」を策定しています。これは老人福祉法に基づく高齢者福祉計画と、介護保険法に基づく介護保険事業計画を一体的にまとめたもので、高齢者数がピークを迎えるとされる2040年ごろを見据えながら、介護保険サービスの提供体制や生活支援サービスの確保などについて定めています。介護保険は40歳以上の方が加入する制度で、65歳以上になると要介護・要支援の認定を受けたうえで、原則としてサービスを利用できるようになります。サービスを利用する際の自己負担割合は、所得に応じて1割から3割の範囲で設定される仕組みになっているため、実際の負担額はケアプランの内容や所得状況によって変わってきます。
要介護認定の申請から認定までの流れ
高崎市で介護保険サービスの利用を考える場合、まずは介護保険課または各支所の市民福祉課に「要介護認定・要支援認定申請書」を提出することから始まります。申請にあたっては介護保険被保険者証や本人確認書類などが必要とされていますが、本人だけでなく家族や、地域の高齢者あんしんセンターの職員などが代わりに手続きを行うことも可能とされています。申請後は、認定調査員による訪問調査や主治医の意見書などをもとに審査が行われ、要支援1・2から要介護1から5までの区分、あるいは非該当のいずれかに判定される流れです。結果が出るまでには一定の期間がかかるため、介護が必要になりそうだと感じた時点で早めに相談や申請を検討しておくと安心です。認定を受けたあとは、担当のケアマネジャーを決め、心身の状態や希望に沿ったケアプランを一緒に作成していくことになります。
介護保険で利用できるサービスの種類
要介護・要支援の認定を受けると、区分に応じたさまざまな介護保険サービスを利用できるようになります。高崎市の案内によれば、自宅で暮らしながら利用できる訪問介護(訪問型サービス)や、日帰りで施設に通う通所介護(通所型サービス)のほか、要支援の方向けの介護予防ケアマネジメントや訪問指導事業なども用意されています。このほかにも、短期間施設に宿泊して家族の負担を軽減できるショートステイ、通いを中心に訪問や宿泊を組み合わせられる小規模多機能型居宅介護のような地域密着型サービス、福祉用具のレンタルや購入費の補助、住宅改修費の助成など、在宅生活を支えるための多様なサービスが介護保険の枠組みの中で整備されています。どのサービスをどの程度利用するかは、担当のケアマネジャーと相談しながら決めていくことになりますが、初めて利用する方にとっては選択肢が多く分かりにくく感じられることもあるため、地域の相談窓口をうまく活用することが大切です。
相談は「高齢者あんしんセンター」へ
高崎市には「高齢者あんしんセンター」と呼ばれる地域包括支援センターが市内に29カ所設置されているとされ、お住まいの地域を担当するセンターで介護や福祉、健康に関する相談を受け付けています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員といった専門職が配置されており、要介護認定の申請に関する相談や、認定後のケアプラン作成についての相談、その他の生活上の困りごとについても対応してもらえます。市全体の窓口としては、高崎市役所の長寿社会課(地域包括支援担当)や介護保険課でも相談を受け付けているため、どこに相談すればよいか迷った場合は、高崎市の公式ホームページで担当窓口を確認するか、最寄りの高齢者あんしんセンターに問い合わせてみるとよいでしょう。制度や申請書類の詳細についても、これらの窓口で確認しながら進めると手続きがスムーズになります。
まとめ|早めの相談と申請がスムーズな介護保険利用につながる
高崎市で介護保険制度を利用する際は、要介護認定の申請から始まり、認定結果に応じたサービスの選択、ケアプランの作成といった一連の流れを理解しておくことが大切です。制度や手続きは複雑に感じられることも多いですが、高齢者あんしんセンターをはじめとする相談窓口を早めに活用することで、負担を抑えながら必要な支援につなげやすくなります。ご本人やご家族だけで抱え込まず、専門職に相談しながら、高崎市の介護保険制度を上手に活用していただければと思います。
