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前橋市の在宅介護ガイド|家族の負担を軽くする訪問サービス活用法
2026.08.11
前橋市で進む高齢化と在宅介護という選択
前橋市では人口減少が続くなかで高齢化が進んでおり、令和8年6月末時点の総人口は約32万6千人、65歳以上の高齢者人口は約9万9千人と公表されています。高齢化率はおおむね30%を超える水準にあり、市の推計では75歳以上の後期高齢者人口が今後さらに増加していく見通しが示されています。こうした状況のなかで、住み慣れた自宅で家族が高齢の親などを介護する「在宅介護」を選ぶ家庭は少なくありません。一方で、在宅介護は身体的にも精神的にも家族への負担が大きくなりやすいという課題もあります。この記事では、前橋市で在宅介護を続けるご家族が知っておきたい制度の基本と、負担を軽くするために活用できる訪問系サービスや相談窓口について紹介します。
介護保険制度のしくみと利用までの流れ
在宅介護でサービスを利用するには、まず介護保険の要介護認定を受ける必要があります。市区町村の窓口や地域包括支援センターに申請すると、認定調査員による訪問調査と主治医の意見書をもとに審査が行われ、要支援1・2から要介護1〜5までの区分が決定されます。認定結果が出るまでには一定の期間がかかるため、介護が必要になりそうだと感じた時点で早めに相談しておくと安心です。要介護度が決まった後は、ケアマネジャーと相談しながらケアプランを作成し、訪問介護や通所介護といった在宅サービスを組み合わせて利用していく流れになります。前橋市では「まえばしスマイルプラン」として老人福祉計画・介護保険事業計画が策定されており、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられることを目指す方向性が示されています。
前橋市の相談窓口「地域包括支援センター」
在宅介護に関する悩みを一人で抱え込まないためには、身近な相談窓口を知っておくことが大切です。前橋市には地域包括支援センターが設置されており、あわせてブランチと呼ばれる窓口も市内各所に配置されています。地域包括支援センターでは、介護保険サービスの利用に関する相談だけでなく、介護予防や権利擁護、家族の困りごとなど幅広い内容に対応しており、担当地域ごとに窓口が分かれています。どこに相談してよいか分からない場合は、前橋市福祉部長寿包括ケア課地域支援係(電話027-898-6275)に問い合わせると、居住地を担当するセンターを案内してもらえます。電話だけでなく、来所や訪問での相談にも応じているため、介護が始まったばかりの段階でも気軽に利用しやすい窓口といえます。
家族の負担を減らす訪問系サービスとレスパイトケア
在宅介護を続けるうえで、介護保険の在宅サービスをうまく組み合わせることは家族の負担軽減に直結します。前橋市内には訪問介護やデイサービス、ショートステイなどを提供する事業所が数多くあり、要介護度や生活状況に応じて選ぶことができます。
訪問介護(ホームヘルプ)でできること
訪問介護では、ホームヘルパーが自宅を訪れ、食事や入浴、排せつなどの身体介護のほか、掃除や洗濯、買い物といった生活援助を行います。家族だけで担っていた日々の介助の一部を代わりに担ってもらうことで、介護者が休息や自分の時間を確保しやすくなります。通院の付き添いに対応する事業所もあるため、利用を検討する際はケアマネジャーに相談しながら、自宅近くの事業所を探すとよいでしょう。
短期入所生活介護(ショートステイ)で介護から離れる時間をつくる
短期入所生活介護、いわゆるショートステイは、数日から一週間程度、施設に短期入所して介護を受けられるサービスです。家族が冠婚葬祭や出張、あるいは介護疲れを癒すための休息(レスパイト)を必要とするときに活用されており、前橋市内にも複数の事業所があります。突発的な事情にも対応できるよう、あらかじめ利用可能な施設を把握しておくことが、いざというときの安心につながります。
通所介護(デイサービス)で日中の生活リズムを整える
通所介護、いわゆるデイサービスは、日中に施設へ通い、入浴や食事、機能訓練やレクリエーションなどを受けられるサービスです。本人にとっては他者との交流や生活リズムの維持につながる一方、家族にとっては日中の見守りから解放される時間が生まれるという利点があります。前橋市内にも多数のデイサービス事業所があり、送迎の有無やプログラムの内容も事業所によって異なるため、見学や体験利用をしたうえで選ぶことをおすすめします。
在宅介護を無理なく続けるために
在宅介護は、家族の愛情や責任感だけで長く続けられるものではありません。介護保険サービスを適切に組み合わせて活用することが、結果的に本人と家族双方の生活の質を保つことにつながります。また、介護の状況は本人の体調や家族の生活環境の変化によって刻々と変わるため、ケアプランは一度作って終わりではなく、定期的にケアマネジャーと見直していくことが大切です。困りごとが小さいうちから地域包括支援センターに相談しておくことで、状況が深刻化する前に必要な支援につながりやすくなります。
まとめ|一人で抱え込まず、まずは相談を
前橋市では高齢化が進むなかで、在宅で家族を介護する世帯が今後も一定数存在し続けると見込まれます。訪問介護やショートステイ、デイサービスといった在宅サービスは、家族の負担を軽くしながら本人らしい生活を支えるための重要な選択肢です。制度の詳しい内容やご自身の状況に合ったサービスの選び方については、前橋市の地域包括支援センターやケアマネジャーに相談しながら、無理のない形で在宅介護を続けていく方法を一緒に探していただければと思います。
